多走行車の整備方

1型は10才を超えへばってきた車も増えましたね。
そこで、せっかく手に入れた愛車を少しでも末永く
乗りたいあなた為にタツが思いつく整備個所を解説します。

エンジン系
駆動系
液体系
ゴム系
ボディ系
足周り

エンジン系

1・プラグ
 メーカー指定 10万km

2・タイミングベルト
 メーカー指定 10万km

 ハードな使い方をしている場合は5万km位で換えても損は無いです。
 4〜5万円程で交換できますが、エンジン本体は4〜50万円だ出しても交換できません。

3・スロットルバルブ

 長く使っていると、バルブとバルブボディがこすれて隙間が広がってきます。
 そうすると常にアクセルを踏んでいるのと同じような状態になってしまい、
 エンジンブレーキの効きが悪くなったり、アイドリング回転数が上がったりします。

4・圧縮圧力

駆動系

1・クラッチ
メーカー指定 滑ったら?

これは走行距離に関係なく滑ったら交換しましょう。

2・ミッション
 メーカー指定 なし

 多走行車はシンクロが傷んできます。
 ミッションのOHをする時は最低でも
 インプットシャフト・アウトプットシャフト・デフに付いているベアリング(計6個)
 シンクロ全速
 は交換しておきましょう。

 中古ミッションに載せ換えようとする場合は距離で程度を判断してはいけません。
 シンクロなんて1万kmも走れば、十分ズルズルにできます。
 OHの土台にするぐらいに考えておきましょう。

 ちなみに新品のミッションは、約18万円

液体系

1・エンジンオイル
 メーカー指定 5000kmごと

 これは、多走行でなくても定期的に交換しましょう。
 長くても5000km、私は3000kmごとの交換をお勧めします。

 安物の中には1000km程度でフィーリングが悪くなってくる物もあります。

 フィルター交換は、2回に1回でOKですが、毎回外してフィルター内のオイルも捨てましょう。
 これで、交換量は200cc位違ってきます。

2・ミッションオイル
 メーカー指定 40000kmごと

3・パワステオイル

4・ブレーキオイル
 メーカー指定 車検ごと

5・クラッチオイル
 メーカー指定 車検ごと

6・冷却水
 メーカー指定車検ごと

ゴム系

1・エンジンマウント
 メーカー指定 切れていてもOKだって・・・(-_-;)

2・サスアームブッシュ

 これは、ある日突然駄目になる物ではないので、
 交換タイミングの判断はは難しいところです。

 10万km使った物なら間違いなく交換の価値ありです
 車の動きがシャキッとします。

 ここで、無理に社外品に交換することはありません。
 純正でも十分に効果はあります。

 3ボディ系

ボディ系

1・フタ物のチリ合わせ
  1・ドア
  2・ボンネット
  3・リトラカバー
  4・エンジンフード
  5・トランク

2・各部増し締め。

 各部品の取り付け部からガタピシギシギシと音が出てきます。
 基本的に全てのねじを確認した方が良いのですが、
 主に、 

フロントサスペンション 工具サイズ 締め付けトルク リヤサスペンション 工具サイズ 締め付けトルク
ロアアームボディ側 17mm ロアアームボディ側
ロアアームアップライト側 ロアアームアップライト側
テンションロッドボディ側 17mm テンションロッドボディ側
テンションロッドロアアーム側 テンションロッドロアアーム側
ダンパー下側 19mm ダンパー下側 19mm
ダンパー上側 ダンパー上側
アッパーマウント アッパーマウント

3・塗装面
 古い車の色あせは避けては通れません。
 でもちょっと気を使えば結構長持ちできるもんです。

 塗装面の劣化は主に紫外線と塗装に刺さった鉄粉で起きます。
 私のお勧めはUVカット系のワックス、劣化させないというより
 劣化を遅らせるぐらいの能力しかありませんが・・・・
 あとは鉄粉を取るための粘土クリーナー、結構刺さってますよ。
 

足周り

1・ショック